釣りキチ三平 竿燃やす

釣りキチ三平が最高の漫画だと思っている私が 情熱をもって大好きな漫画や書籍の紹介をしていきます。

翻訳家の物語があまりにも面白すぎて 頭がパニックになる  病神・川崎草志

翻訳家の物語があまりにも面白すぎて 頭がパニックになる

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[三つの異なる物語が進行していきながら その世界に起こっている謎に迫っていく]

[病神(やまいがみ)  川崎草志  角川文庫]

 

2016年発売  

ジャンル  ミステリー

参考価格   180円

 

 

最近は色々な本の感想を書いています

 

 

retogenofu.hatenablog.com

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過去の記事も読んでもらえると嬉しいです

 

 

今回感想を書きたいなと思ったのが

「病神」という川崎草志さんのミステリー小説です

 

どんな内容になっていて

 

どんな部分が面白かったのか?を書いていきますので

 

購入する時の参考にしてみてください

 

 

そんな今回の

翻訳家の物語が面白すぎて 他がちょっとかすんじゃった

病神の感想です( `―´)ノ

 

 

 

 

病神とはどんな小説?

 

この病神ですが

2015年に角川文庫から発売された

川崎草志さんのミステリー小説でした

 

長い腕シリーズが完結して、

次はどんな川崎草志作品が読めるのだろうと思っていた読者さんも

多かったと思うのですが。

 

長い腕シリーズの後に発売された

待望のミステリー小説がこの病神(やまいがみ)でした。

 

 

そんな病神のあらすじは

 

ケニアで発生したオレンジカビを調査する

エミリーという女性の物語と

 

青いオーラと、赤いオーラを感じることができる

幼稚園児のけいや君と、そのひいおばあちゃんの物語と

 

あの人という存在におびえて暮らす

翻訳家夫婦の物語

 

こんな異なる三つの物語を

 

あっちの物語が進んでは

 

こっちの物語に切り替わって

 

こっちの物語がいい所になると

 

そっちの新たな物語が始まって

 

いい所になっては切り替わり

 

またいい所になっては、切り替わる

 

これぞ川崎草志さんのミステリー小説といった内容になっていました。

 

 

川崎草志さんのミステリー小説の時は

毎回書いているかもしれませんが、

その物語どれもが素晴らしいですからね。

 

この物語をもっと集中して読みたいのに( ;∀;)

 

なんて思っていても、

次の物語が素晴らしいので

 

まあいっか(*´▽`*)

 

と納得してしまう。

 

そんな圧倒的な凄さを体験できる1冊になっていました。

 

 

川崎草志さんのミステリー小説ってやっぱりいいなと思える

 

翻訳家の物語がパニックになるくらい面白かった

 

そんな素晴らしい1冊なのでした

 

 

 

ネタバレしたくない人はこちらからお先にどうぞ

 

 

180円

 

 

 

 

病神の感想でもあり レビューでもあり

 

この本の良かったところ

 

今作の素晴らしい所でいますと

 

三つの物語が少しずつ進んでいくという

川崎草志ならではの面白さですよね。

 

長い腕シリーズで言いますと、

過去と現在という二つの物語が交互に進んでいきましたが。

 

今作は三つの物語がちょっとずつ進んでいきますからね。

 

混乱する度で言えば、

長い腕シリーズの何倍も凄かったと思います。

 

 

そんな中で、

特に面白かったのが、

翻訳家の物語ですよね。

 

北欧の小説を翻訳している主人公が、

「あの人」という謎の存在におびえながら進んでいくという物語なのですが。

 

まあとてつもなく面白かったです。

 

今作のメインの物語で言いますと、

オレンジカビという殺人ウイルスを追っていく

エミリーの物語がメインだとは思うのですが。

 

サブストーリー的な翻訳家の物語が

とてつもなく面白くなっていまして

 

他の物語が若干霞んでしまうという

なんとも不思議な展開になっていました。

 

 

最初はわりと穏やかに進んでいきます

 

北欧の小説を翻訳しながら、

平穏な生活をしている主人公

 

次に翻訳する小説も決まっていて、

順風満帆の人生…、

 

かと思いきや

 

実は、

この翻訳家の主人公には、

とても困った秘密が隠されていた……。

 

こんな始まりになっているのですが

 

体が震えるくらい面白かったです。

 

最初は思うわけです。

 

「あの人ってなんだろう?」と。

 

「どうしてあの人に覚えているのだろう?」と。

 

「ストーカー的な人物なのかな?」と。

 

そんな疑問を頭に浮かべながら、

翻訳家の幸せな人生を読んでいくという流れになるのですが。

 

中盤からのあの展開は、かなり凄かったですからね。

 

衝撃を受けた小説は?と聞かれたら

 

当分は、

この翻訳家の物語をお勧めするのではないでしょうか。

 

 

先の予想が一切読めない

 

手に汗握るという言葉がよく似合う

 

ハラハラドキドキの物語をどうぞ( `―´)ノ

 

 

 

 

この本を読んで思ったこと

 

ここからは内容に深く関わっていきますので、

本を読み終わった後に読んで欲しいなと思います。

 

 

 

まずは全体的な感想ですが

 

私は今作のオチを予想することはできませんでした。

 

感の鋭い人ならば、

このオチを予想することができたのかもしれませんが、

残念ながら私は予想できませんでした。

 

最後まで読んで、

「なるほどな……」と感動しましたからね。

 

読んだ感想としては大満足でした。

 

 

最後まで読み終わった後に、

もう一度読み返したくなりましたからね。

 

ここら辺の

もう一度読み返したくなるという面白さは、

川崎草志さんならではだったのかなと思います。

 

 

そんな中で、

今作で最もビックリした部分で言いますと、

「本の裏拍子に結構なネタバレが書いてあった」という所でしょうか。

 

「いやいや、そこ書いたらダメでしょ」レベルのネタバレが

普通に書いていまして、

裏表紙を読まなかった自分を最高に褒めたかったです。

 

いつもならば、

裏表紙を先に読んで、

どんな物語なのか?を予習して

その小説を購入するかを検討するのですが。

 

最初から、

川崎草志さんの本を求めて買いましたので、

今回は裏表紙を読まなくてよかった訳です。

 

川崎草志さんを知らなかったとしたら、

まず間違いなく、

裏表紙を見てどんな作品なのかを調べてから購入するでしょうからね。

 

今後も作者買いをするときは、

裏表紙を見ないでいこうと、心に誓ったのでした。

 

 

 

 

病神のまとめ

 

最近は川崎草志さんの本ばかり読んでいまして、

ずっと幸せです。

 

次の感想は

「オールドゲーム」という

最高にワクワクするタイトルの本になると思いますので。

 

まだ読んだことがない方は、

一緒に楽しんでいきましょう( `―´)ノ

 

 

 

こちらから購入できます

 

 

180円

 

 

 

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