釣りキチ三平 竿燃やす

釣りキチ三平が最高の漫画だと思っている私が 情熱をもって大好きな漫画や書籍の紹介をしていきます。

読んで驚き 少し読んでは また驚く そんなずっと楽しいミステリー  木洩れ日に泳ぐ魚  恩田陸

読んで驚き 少し読んでは また驚く そんなずっと楽しいミステリー

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[新たな人生を歩む前に あの事件の真相をはっきりさせよう]

[木洩れ日に泳ぐ魚  恩田陸   文藝春秋]

 

2010年発売  

ジャンル ミステリー

 

 

最近は色々な本の感想を書いています

 

 

retogenofu.hatenablog.com

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過去の記事も読んでもらえると嬉しいです

 

 

今回感想を書きたいなと思ったのが

「木洩れ日に泳ぐ魚」という恩田陸さんのミステリー小説です

 

どんな内容になっていて

 

どんな部分が面白かったのか?を書いていきますので

 

購入する時の参考にしてみてください

 

 

そんな今回の

どんどん新たな事実が判明していく 先の読めない強烈なミステリー小説

木洩れ日に泳ぐ魚の感想です( `―´)ノ

 

 

 

木洩れ日に泳ぐ魚とはどんな小説?

 

この木洩れ日に泳ぐ魚ですが

2010年に文藝春秋から発売された

恩田陸さんのミステリー小説でした

 

 

そんな小説のあらすじは

 

男性がいて

 

女性がいて

 

「明日からは、お互いの人生を歩んでいこう」という最後の夜

 

男は最後にどうしても聞かなければいけないことがあった

 

 

キミがあの人を殺したの?と

 

 

その一方で、

女にもどうしても聞かなければいけないことがあった

 

 

アナタがあの人を殺したの?と

 

 

こんな始まりになっていました

 

ここからお互いの記憶を探りながら

事件の真相に迫っていくという流れになっていくのですが

 

とてつもなく面白かったです

 

どうなるか予想もできないというのは

ミステリー小説のだいご味ですからね。

 

この作品でしか体験できない衝撃を

体験してほしいなと思います

 

 

 

ネタバレしたくない人はこちらからお先にどうぞ

 

 

 

 

木洩れ日に泳ぐ魚の感想でもあり レビューでもあり

 

この本の良かったところ

 

この本の最大のセールスポイントで言いますと

「展開の圧倒的な面白さ」ですよね。

 

お互いがお互いを

「殺人犯」だと思って進んでいくわけですからね。

 

このインパクトったらなかったです。

 

流れとしては

 

男が、

「あの時キミは、ああだったよね」と攻撃しては

 

女が

その当時の事を思い出して反論して

 

女が、

「アナタはあの時、なぜああしたの?」と聞けば

 

男が、

その当時の事を思い出して反論して、なんて感じで

 

攻撃しては、逆に攻撃されて

 

攻撃されては、今度は反撃していく

 

野球の攻撃みたいな感じで進んでいくのが

最高に面白かったです。

 

 

私の好きなシチュエーションで

密室の中で物語が進んでいくというのが好きなのですが。

 

今作もそのシチュエーションで進んでいきまして

 

お互いが

「この人は殺人犯なんだよな」という緊張感で進んでいくのが

最高でしたね。

 

その状態で

一年間一緒に住んでいたわけですからね。

 

考えただけでも相当な恐怖ですよね。

 

そんな恐ろしさから物語が始まっていくという

圧倒的な面白さに、

この作品の完全に虜になってしまうのでした。

 

 

アパートの密室で

 

明日からは別々の人生を歩んでいくという最後の日に

 

お酒の勢いも相まって

開けてはいけない扉をお互いに開けまくっていく

 

衝撃に次ぐ衝撃を体験できる

とてつもないミステリー小説なのでした

 

 

 

 

あの場面はどう思った?

 

ここからは内容に深く関わっていきますので、

本を読み終わった後に読んで欲しいと思います。

 

 

今作の面白かった部分で言いますと、

ミステリー小説でもあり、恋愛小説でもあり、ホラー小説でもあるでしょうか。

 

とある事件をきっかけに

ギクシャクした関係になってしまった二人ですが。

 

そうなる前の

甘い時間も描かれていまして

恋愛小説としても楽しめるのは良かったです。

 

「あれ?これって恋愛小説なのかな?」と錯覚するレベルですからね。

 

その甘い時間がある分だけ、

より本編が楽しくなっていくというのも最高でした。

 

 

次に面白かったのが、

急激に怖くなる後半の場面でしょうか。

 

恋愛小説パートが終わったと思ったら、

急激にホラー小説パートが始まりますからね。

 

あの読めば読むほど怖くなっていく感覚は、

完全にホラー小説といっても良かったのではないでしょうか。

 

 

この小説のあらすじだけを喋って、

どんな結末になるのだろう?というのを

友達に予想して貰ったことがあるのですが。

 

その友達の予想が、

実は二重人格なんじゃないの?という答えで。

 

アパートではなく、病院かどこかの一室で、

男も女もいなくて、

主人公が勝手に脳内で物語を作り出している

 

こんな予想でした。

 

結果的には

そのような結末にはならなかったのですが、

当たらずとも遠からずな物語の展開に、

「友達凄いな」と思うと同時に、

この作品の恐怖も感じることができましたね。

 

恩田陸さんの作品で言いますと、

結構怖い作品が多いですからね。

 

ミステリー小説なのだけど、

ホラー小説を読んでいるような感覚になれるというのも、

恩田陸作品のだいご味だったのかもしれません。

 

 

ミステリー小説も楽しめて

 

恋愛小説も楽しめて

 

ホラー小説も楽しめる

 

そんな強烈な作品を読めて幸せでした( `―´)ノ

 

 

 

 

木洩れ日に泳ぐ魚のまとめ

 

なぜ小説の感想を最近書き始めたのかと言いますと、

恩田陸さんの小説を大量に買ったのがきっかけでした。

 

その時に、

たまたま川崎草志さんの小説に出会ったので、

ここ最近は川崎草志さんの作品ばかりを読んできたのですが。

 

残り3冊しかなくなったので、

恩田陸さんの作品に手を出したという感じです。

 

これからは恩田陸さんの作品も

追加していきたいと思いますので、

好きな人は一緒に楽しんでいきましょう(/・ω・)/

 

 

 

こちらから購入できます

 

 

 

 

 

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